当訓練は、求職者支援訓練の実践コースの中でも最長の6ヶ月という期間で行っています。
事務職を目指す訓練で、6ヶ月という期間だけで見ると「長い」と感じる方もいるかもしれません。
ただ、6ヶ月という期間を設定しているのは、未経験から事務職への就職と「仕事で困らない」状態を叶えるべく、
訓練の設定背景(TSアカデミーとはを参照)や重視している点(TSアカデミーの特長を参照)を盛り込んだ訓練にするための理由があります。
※「ブランク期間が長いと就職活動が困難になってしまう」と考えている方はこちらをご確認ください
1.じっくり学ぶことができる
当校の受講生は、事務職未経験やパソコンソフトがあまり使えない状態で訓練を開始する方がほとんどです。
そういった方々が、しっかりとスキルを身につけ、自信をもって「できます」と面接などで伝えて頂けるように、6ヶ月という期間を設けています。
実際、受講生に「当校に申し込んだ理由」を確認すると、「短い期間では身につけられるか不安」といった声を聞くことも少なくありません。
未経験の方や、パソコンが苦手な方も、しっかり・じっくり学んで頂けるように6ヶ月の訓練を設定しています
2.就職活動でアピールできる追加スキルを身につける
訓練では、事務職に必要なOfficeソフトの習得を行います。
ただ、昨今では事務職においてOfficeソフトを身につけていることはほぼ必須になってきており、事務職を希望する人の多くが同じ状態です。
その中で、他の人から一歩進んだアピールを行うため、TSアカデミーではデザインソフトの操作とWebサイトの知識についても学んでいきます。
内容としてはあくまで「事務職の傍らで、デザインソフトやWebサイトに関する業務にも携われる」範囲になりますが、
就職活動のアピールとして「Webサイトの更新もできます」と言える状態を目指します。
ただ、もちろん就職後に業務として期待される可能性がありますので、「仕事で困らない」状態となるため、表面的な知識でなく、実務で対応可能な内容まで触れていきます。
Officeソフトに加え、デザインソフトやWebサイトについても仕事で「できる」状態になるための期間として、6ヶ月を要しています
3.実習と演習で、自分で考えて対応する事務になる
事務職を未経験の方から、「私に事務が務まるでしょうか…」「仕事でもできるでしょうか」「事務職のイメージがわかないです」といった不安を耳にすることがよくあります。
経験がないことですから、無理もないことです。
私たちTSアカデミーは、訓練期間中にできる限り、就職決定だけではなく、その後の仕事でも支障がないようにお手伝いをしたいと考えています。
でも、もちろん、職場に一緒に行くことはできません。
そこで、訓練期間中にできる限り実際の仕事に近い状態で練習し、少しでも不安を軽減したり、スムーズにお仕事を開始できるよう、実習と演習に力を入れています。
模擬体験することで、パソコンソフトの操作単体ではなく、業務や仕事全体の流れについて多少なりともイメージがつき、自信につなげて頂いています。
また、実習や演習では、「自分で考えて指示を反映する」ということも重視していますので、実際の職場で訓練と違う状況が発生しても、慌てることなく対応する力も身につきます。
なお、昨今ではAIの台頭や、相次ぐアルバイト店員の不祥事などにより、いわゆる「社会人基礎力」(パソコンなど技術以外の持ち運びできるスキル)が重視されています。
就職活動においても、「WordやExcelは基本操作で構わないので、対応力などが備わっていてほしい」と考える企業は多くあります。
3ヶ月などの短い期間ではどうしても、パソコンソフトそれぞれの操作方法や、ビジネス資料の作成を見本を見ながら練習として作成する…というところまでしか触れられない傾向があります。
実際の仕事時には、細かい手順の掲示や見本はないことや、作業時間に限りがあること、複数の作業を並行しなければいけないこと、場合によってパソコンに詳しい人がいないことなども起こりえます。
6ヶ月だからこそ、ソフトの操作方法だけではなく、そういった「実際の仕事の状況」を踏まえた上で、
事務職としての考え方や入社後の立ち振る舞いなどについても学ぶことができます。
ブランク期間が長いと就職活動が困難になると考えている方へ
前職を退職後、仕事をしていない期間が長くなってしまうと、どんどん就職活動が困難になると考えている方、
そして、その理由から「6ヶ月の訓練は長い」と考えている方もいるのではないでしょうか
結論として、仕事をしていない期間が長いと、選考段階でその点を企業が気に留めるのは確かです。
ただ、よくないのは、何もしていない、言い換えれば履歴書に乗らない期間が長くなることです。
理由や事情があるブランク期間は、しっかりとその理由を説明することができれば基本的には大きな問題にはなりません(もちろん、確証はできませんし、企業によるところもあります)
加えて、職業訓練は、履歴書や職務経歴書で経歴として明記することができます。
現に、TSアカデミーの6ヶ月の職業訓練を終了した卒業生が、訓練の受講期間としてお仕事をしていなかった期間について、選考時にその理由だけで敬遠されたことはありません
更には、直近1コースにおいて、訓練終了後3ヶ月内に雇用保険が適用となる就職をされた方の率は81%です。
ちなみに、資格取得の有無や、訓練時のスキル(パソコン操作)習得度によって、就職率が大きく変動するということもありません。
訓練に興味はあるけれど就職できるか不安な方や、就職できる人の傾向などについて詳細を知りたい方は、是非施設見学会などでお問い合わせください。